もし災害に遭ってしまったら…
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もし災害に遭ってしまったら…

もし災害に遭ってしまったら…
ハザードマップを確認している夫婦

地震、水害、土砂災害などの災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。 大切な家族や自分自身を守るため、日ごろから備えておくことが大切です。 災害が起きてしまった時に、どう命を守るのか、そしてその後に続く避難生活にどう備えるのか…。 まずは、災害に関する情報を収集して、日ごろからできる備えをしましょう。

1. まずはここをチェック!

①ハザードマップで
リスクを確認

自宅周辺やよく出かける場所で起こる可能性のある災害を知り、どんなことが起こるか想像しましょう。

ハザードマップとは?
災害(水害、土砂災害、地震)ごとに、被害範囲や程度などをマップ化したものです。

使ってみよう防災アプリ

高知県防災アプリ

高知県防災アプリを使うと、スマートフォンで県内各地の防災マップをいつでも見ることができます。

高知県防災アプリ インストールはこちらから

※ご利用端末に応じて「App Store」または「Google Play Store」に遷移します。

②自宅や周辺の安全確認

(家の中)

  • 背の高い家具は固定する
  • 高い場所に物を置かない
  • 寝室や避難する際に通る場所に転倒の可能性があるものを置かない
  • 赤ちゃんが寝る場所の近くに転倒の可能性があるものを置かない

(家の周辺)

安全に避難できるかどうか、危険な場所がないか、家族でお散歩が点検しましょう。

  • 古い家屋やブロック塀
    地震の際に倒壊の可能性があり、避難ルートが通れなくなるかもしれません。揺れが収まった後でも、倒壊の危険があります。ブロック塀は、震度5で倒壊すると言われています。
  • 窪地や段差
    大雨や洪水の際には、足下が水で見えなくなることがあります。
  • 狭い路地や坂道
    逃げることが困難になりやすい坂道は、洪水のときには水の勢いが増します。
  • 小さな河川
    雨量や津波の大きさによっては、とても危険になる可能性があります。

2.避難生活
(非常用持ち出し袋)の準備

1日の生活を振り返り、優先順位を付けて、備えましょう。非常用持ち出し袋は、避難する時に持って逃げるものです。 持ち出し袋とは別に、家庭に数日分の水や食料の備蓄も忘れずに。 必要なものは、普段のお出かけバックに少しだけでも入れておくと、いざというとき役立ちます。

(赤ちゃんに必要なもの)

  • 母子健康手帳
    (コピーでもOK。母子手帳アプリも活用しましょう)
  • おむつ・おしりふき
    (おしりふきは、体をふくこともできます)
  • 授乳用ケープ・ミルクセット
    (ケープは大判のストールやスカーフでも大丈夫です。普段の授乳方法に合わせて準備しましょう。 粉ミルクの人は、粉ミルク以外にも、水、哺乳瓶や消毒用のグッズも忘れずに)
  • スプーン・紙コップ
    (哺乳瓶がなくても、工夫すれば授乳できます)
  • 抱っこひも・スリング
    (避難の際や避難所でも両手が使えて便利です。歩けるようになっても抱っこの可能性はあります)
  • 非常食・離乳食
    (大人の食事を取り分けたり、母乳や粉ミルクで代用もできます。
    アレルギーのあるお子さんは特に気にかけておきましょう)
  • 着替え・靴・防寒着
  • お気に入りのおもちゃや絵本、食べ慣れたおやつ

【注意】
子どものものだけでなく、メガネやコンタクト、常備薬など、パパやママが必要なものの準備も忘れずに。 そしてトイレの準備は必須!食べない我慢はできても、出さない我慢はできません。
目安は、1人1日5回分×7日分以上×家族の人数です。

(準備のポイント)

  1. 自分で持てる
    いろいろ詰め込みたくなりますが、避難する時に持てないと意味がありません。 自分で持てる重さの目安は、男性は8〜10キログラム、女性は5〜7キログラムです。 子どもを抱っこしたり、手を引いたりしても持てるのか、必ず確認しておきましょう。
  2. 安心できる
    大人にとっても、子どもにとっても安心できるものも入れておきましょう。 お気に入りの味や香り、手触りなどストレスの多い環境でもリラックスできるものを入れるようにしましょう。 「子どもを守りたい」という思いから、パパやママには想像以上のストレスがかかります。
  3. 使える
    初めて使うものは、備えていても使えず困ることがあります。特に簡易トイレは一度試しておくと安心です。 また、季節やサイズの確認も忘れずにしましょう。

女性防災士をはじめとしたグループ
「こうち減災女子部」の方に
話を聞きました

日頃からパパはどんなことを意識しておいたらいいですか?

まずは子どもとおでかけする際に使っているバッグの中に何が入っているか知っておいてください。 その中に災害時に役立つ物を足しておくといいですよ。(こうち減災女子部・防災士 福冨 真子さん)

家族間で決めておいた方がいいことはありますか?

災害に遭った時の避難場所ですね。災害が起きた時、家族が一緒にいるとは限らないため、 必ず避難場所を決めておいてください。第一候補は○○で、○○がダメだった場合は△△へ… など、候補をいくつか決めておくといいですよ。あわせて、連絡方法も確認しておいてください。

日常生活の中で心がけておくといいことはありますか?

近所さんとのつながりを大切にしてください。顔を合わせたら挨拶をする、集会や清掃活動に参加するなど、 ご近所さんと顔見知りになっておくと、いざという時に助け合えると思うんです。

防災に役立つブック

母子健康手帳別冊
お母さんと赤ちゃんのための
サポートブック

『お母さんと赤ちゃんのためのサポートブック』表紙

安全で安心な妊娠と出産のために作られた冊子。中には「災害時の備え」の項目もあり、 赤ちゃんのために準備しておいた方がいい物の一覧や、準備のポイントなどがまとめて掲載されています。

お母さんと赤ちゃんのための
サポートブック
電子ブックはこちらから

KOCHI
みんなの減災ハンドブック

『KOCHI みんなの減災ハンドブック』表紙

「誰一人取り残さない減災・防災」を目指し、活動している女性防災士をはじめとしたグループ 「こうち減災女子部」が作った冊子。日頃の活動の知識をコンパクトにまとめた1冊で、 ライフラインがストップした状態でもおいしいご飯が作れる「パッククッキング」 のコツなども紹介しています。

KOCHI
みんなの減災ハンドブック
PDF版の冊子はこちらから

日頃からできることや、意識しておくこと、そしてもし災害が起きてしまった場合に取るべき行動など、 普段から家族とよく話し合い、避難計画を立てておきましょう。